放射線技師国家試験について|iDoctor放射線技師

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放射線技師国家試験について

1.受験者数

診療放射線技師国家試験の受験者数は年によって異なりますが、平均して2500人程度です。平成26年度の受験者数は少し多く、2839人でした。その内、新卒が2290人で80.7%、既卒が549人で19.3%です。受験者数にばらつきはあるものの、合格人数に規定はないため、合格基準に達していれば何人でも合格となります。

2.合格率・難易度

診療放射線技師国家試験の合格率は平均70%から80%ほどです。平成26年度の合格率は73.8%となっています。一般的に問題の6割を正答すれば合格ラインと言われています。とはいえ、その年によって問題の難易度が異なるため、合格率にはばらつきがでています。一般的に合格率が低い年の次の年は試験が優しくなる傾向にあります。

平成26年2月26日に行われた試験の合格基準は、配点を1問1点、合計200点満点とし、総得点が200点中120点以上で0点科目が1科目以下を合格としています。合格できる人数は定められておらず、基準に達していれば合格となります。今年度の試験では、受験者数2839人に対し、合格者数は2094人で、合格率は73.8%でした。そのうち、新卒者の受験者数は2290人、合格者数は1951人で、合格率は85.2%となっています。残りは既卒者で、合格率は26%でした。つまり、新卒の方が圧倒的に合格率が高いことがわかります。

新卒者と既卒者の合格率にこれほどの差がある理由の一つとして、放射線技師国家試験の予備校や塾がほとんどないことがあります。学校に通っている新卒者はリアルタイムで授業を受けており、実験や実習も日々やっている一方で、既卒者は独学で勉強する以外方法がありません。わからないことがあった場合も講師に尋ねることもできないので、自分で解決しなければいけません。実験や実習も一年前にもなると、忘れてしまいがちなため、経験して覚える内容の問題は不利になります。試験対策が充分にできる新卒の内に合格するのが望ましいようです。

3.診療放射線技師国家試験の概要

診療放射線技師国家試験は毎年全国8県、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県で行われています。

放射線技師の国家試験の受験資格として、

文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において、3年以上診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたもの
とあります。

試験項目には、

「基礎医学大要」、「放射線生物学」、「放射線物理学」、「放射化学」、「医用工学」、「診療画像機器学」、「エツクス線撮影技術学」、「診療画像検査学」、「画像工学」、「医用画像情報学」、「放射線計測学」、「核医学検査技術学」、「放射線治療技術学」、「放射線安全管理学」
の14科目がでます。出題数は合計200問で1問1点配点され、出題形式は5つの選択肢から正解を1つ選ぶマークシート方式です。

試験は毎年2月下旬に行われ、午前の部(2時間30分)と午後の部(2時間35分)の構成で実施されています。受験料は11,400円で、この額に相当する収入印紙を受験願書に貼り納付します。

試験結果は毎年3月末に厚生労働省及び各地の診療放射線技師国家試験臨時事務所にその受験地、受験盤後を提示して発表されます。

(参照元:厚生労働省ホームページ - 診療放射線技師国家試験の施行

4.国家試験合格後

放射線技師はコメディカルの中でも試験はやや易しいのに対して、就職は厳しいと言われています。日本の公的医療保険の診療報酬制度において、看護師や薬剤師は医療法で配置基準の規定があり、診断報酬の額に影響するため、積極的な採用が行われています。これに対して、放射線技師は配置基準が定められていない為、必要最低限の配置しか行われないことが多く見られます。その為、経験の浅い放射線技師は採用試験でふるいにかけられるケースが多く、就職が厳しいと言われています。国家資格を得たからと言って、就職も安定しているわけではないのが実情です。

しかし、これも一般的な企業への就職と比べると職に就きやすいと言われています。求人数が限られていても、国家資格が必要なため、応募者も限定的であり、数社受ければほとんどの人は職に就いています。放射線技師には一定の需要があります。診療用放射線を扱うことができるのは医師と放射線技師だけなので、放射線技師の需要がなくなることはありません。

5.最後に

試験合格はゴールではなくスタートです。スタートで躓かないことはもちろん大切ですが、きちんと勉強すれば難易度の高い試験ではありません。国家試験に合格した後から、いよいよ放射線技師としてのキャリアが始まり、また本当の意味での勉強というものが始まっていきます。学会や研修会に積極的に参加し新しい技術を学んで取り入れていくことが、放射線技師としてのキャリアアップにもつながって行きます。勉強を続け、スキルと知識の豊富な放射線技師になってください!

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